坂本龍一とYMOのこと

1月11日のユキヒロさんに続き,坂本教授も逝去。晩年はガンで闘病されていたんですね。日本人はほとんどがガンで亡くなりますから仕方のない事ですが,やっぱりさみしいですね。

人の訃報を書くのはあまり好きではないのですが,坂本龍一さんは,私の人生に大きく影響を与えた方なので,記憶の整理を兼ねて坂本教授とYMOの思い出を纏めておきたいと思います。

初めてYMOを知ったのは,イトーヨーカドーで流れていたライディーンだったように思います。当時は友人と2階のおもちゃ売り場に入り浸ってましたが,ポップコーンと共にヘビーローテーションされていたのを覚えています。2曲共に,知らない人はいないだろうというくらい有名な曲ですね。 ライディーンは雑誌に載ってたプログラム(!)を打ち込んでパソコンで鳴らしていた思い出があります。 www.youtube.com www.youtube.com

その後,大学に入ってバイトするようになって買ったのがFakerHolicのCD。確か,今は無き津田沼のパルコで買ったと記憶しています。学生時代は好きなアーティストの曲をむさぼるように聞いていました。バイト代はほとんどCD代に消えていきました。 www.youtube.com

同時期に買ったのが,坂本龍一のアルバム,千のナイフでした。アルバムの発売は1979年,教授が28歳の時の作品。このアルバムを聴くと思い出すのが大学時代。所属していたクラブの関係で月に1度,横浜の岡本造船所に理事会で通っていました。横浜港で交通の便が悪いため,姉の車を足として借りていましたが,その時にカーステレオでよく聞いていたのがこのアルバム。シンセサイザーの透明な音が心地よく,千のナイフはもちろん,グラスホッパーやThe end of Asiaなど,今聞いてもあまり古さを感じないのは流石。 www.youtube.com

YMOスネークマンショーと一緒に語られることが多いですが,世界的人気のアーティストがバカやるというギャップが本当に好きでした。アルバム増殖 - X∞ Multipliesは最初からギャグアルバムとして企画されたもの。大平元総理,KDD,ポールマッカートニーの麻薬と時事ネタがてんこ盛りですが,背景を知らなくてもほんと笑えます。 www.youtube.com

三宅裕司率いるスーパーエキセントリックシアターともコラボでアルバム出していますね。

就活していた時代を思い出すのが,テレビのリゲインのCMで使われていたEnergy Flow。アルバムBTTB(Back to the basic)に収録。就活で東京の街を歩いていた記憶と共に蘇ってきます。 youtu.be

幾つか好きな曲を。 アルバム,音楽図鑑からSelfPortrait。 SELF PORTRAIT - YouTubeyoutu.be アルバム,未来派野郎からParolibre。 Ryuichi Sakamoto - Parolibre (1986) - YouTubeyoutu.be

そして,デビューアルバムYellow Magic OrchestraからMad Pierrot。 HMOと言って,ミクさんにYMOを歌わせるカバーなのだけど,オリジナル超えて一番好きなアレンジ。実は細野晴臣氏の作曲(苦笑)。 www.youtube.com

Fly me to the moon

何をするでもなく,何の目的もなく,だらだらとYouTubeを見ているときがあるのだけど,お勧めで突然出てきたFly me to the moonの動画。

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歌詞含めて知っている歌だったので,口ずさみながら聞こうか・・・と再生してみると,口ずさむどころか聞き入ってしまった。こういう人が歌の上手い人って言うのでしょうね。上手いだけじゃなくて,二人とも凄く楽しそうなのが素敵。

ところでこの曲をどこで知ったのかというと,初めてはアニメのエヴァンゲリオンエヴァを初めて見たのは約25年前。社会現象を起こしただけあって,いつの間にか私も嵌ったアニメの1つ。アニメ版のエンディングで逆さまの綾波レイがくるくる回りながら流れていたのがこの曲でした。

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友人から借りたサントラCDにもこの曲が入っていて,高橋洋子版の他,アスカ版,レイ版といろんなバージョンの曲が入っていたため,自然と歌詞を覚えてしまっていました。

Fly me to the moon
Let me play among the stars
Let me see what spring is like on 
A Jupitar and Mars
In other words, hold my hand
In other words, darling kiss me

短い歌詞なのだけど,夏目漱石の「月が奇麗ですね」のように比喩を歌っているのが凄く素敵できれいな歌詞だと思う。比喩のネタバレを即座にしているところが欧米らしいようなところもありますが,当時はそうでもしないと歌詞の意味が伝わらなかったのでしょうね。

ちょっと,気になったので原曲を調べてみたところ,リリースは1954年。約70年前のケイバラードの曲でした。何とも息の長い曲。それだけみんなの感性に訴えるものがあるのでしょう。

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この曲がヒットした直接の原因はフランクシナトラのカバーで,ちょうどアポロ計画の真っ最中だったことも影響したいたのだとか。このバージョンでは,
In other words, baby kiss me
と歌ってますが,やっぱり女性ボーカルの方がしっくりくるような気がします。

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ちなみに,最初の動画の子たち,13年後のフライミトゥザムーンということで,2021年に再度コンビで動画を上げてます。

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歌もギターも間違いなく上手くなってますが,私は昔の方が魂がこもっている感じがして好きです。

ただ,13年前も今も同じように仲がよさそうなところが一番ほっこりします。

東京マラソン受付

東京マラソンの受付に行ってきました。 普通のマラソン大会は,アスリートビブスと計測チップが郵送で送られてきますが,東京マラソンは自分で受け付け登録をしなくてはいけません。
午後休を取り,車で実家へ。いつもなら1時間かからないのですが,ウィークデーの東京の混雑忘れてました。高速使っても2時間近くかかってしまった。 電車でビッグサイトに行くには何回も乗り換える必要があり,1時間近くかかるので自転車で向かうことに。30分ぐらいで到着。東展示場付近で警備員さんに聞いたら,青海・有明南連絡線沿いに行くと左側にタクシーと書いた看板があるので,そこを左へ入ってくれとの指示。向かってみると,確かにTAXIと書いた看板が。左折するとすぐに駐輪場がありました。

タクシーの看板が入口(Googleマップより)
帰りに撮った写真
詳細はsato500さんがまとめてくれています。確かにこの位置にありました。

tyariokiba.hatenablog.com

本来の駐車場じゃないかもしれませんが,皆さんとめてたのでここに駐車。
ヘルメットは脱いでも持て余すので,被ったまま受付に。ほとんどすべての皆さんは電車で来ていて,ヘルメット被っているのは私一人。2階から受付入口へアプローチします。 会場は南展示場でしたが,入り口の会議棟から入ってから受付まで歩くこと歩くこと。付き添いの方は外で待っている必要はなく,ロープで分けて並行して受付会場入口まで行けます。ランナーだけ受付会場に入り,付き添い者は出口付近で待っている仕組み。立ち止まることはありませんでしたが,会議棟からずーっと途切れることなく人がいました。外国人もたくさん。会場内の手続きは以下のような感じ。金曜日だったこともあり,3つ併せて10分ちょいでした。

  • まず,免許証と体調管理アプリを見せて,本人確認。この時点でアプリに登録した自分の写真をロックされます。出走当日の本人確認に使うようです。
  • 次にアスリートビブス引換証でビブス(いわゆるゼッケン)をもらいます。
  • 最後に計測チップの確認をして,2回分の抗体検査キットをもらって終了。機械にチップを乗せると一瞬で確認が終わります。

ヘルメット被ってるのは私一人だったので,アスリートビブスの交換場所の受付の方に「自転車で来られたんですか?」と聞かれました。住所伝えたら,自分は引っ越してしまったけど,その女性の親が住んでいると言われてビックリ。世の中って狭いものです。おまけに,「2020年の時のメダルです。掛けさせてください!」と言って,首にかけてもらいました。

完走できるかわからないので,先に貰えてすごくうれしいような,モチベが下がったような・・?
私の出走権は,2020年3月のものでしたが,新型コロナウィルスの流行で大会中止となったため,繰り越し繰り越しとなったものです。当初,繰り越し分については,「再度出走料を払って42km完走したら2020年分と併せて2枚授与」というものでしたが,完走の有無の確認と,送料,手間,それに完走率95%ということを考えると最初に配ってしまうのがリーズナブルですね。
受付会場を出ると,EXPO会場を通らないと帰れないようになってます。協賛企業や区の広報,別の大会の受付など,非常に多くのブースが出てました。が,暗くなる前に帰りたかったので,ほぼ全部スルーして帰宅。
明後日の雲行きが少し怪しい感じですが,さて…。

東京マラソンに向けて

東京マラソンを前に、久しぶりにランニングシューズを買いました。

ここ数週間、毎週末20㎞程走っていたのですが、12日の日曜日に25分間走の5セット目で膝が悲鳴を上げ始め、自宅まで3km残して歩くのもおぼつかない状況に😱。これまで連続で20kmも走ったことが無かったので足が疲れていたのでしょう。
足を引きずりながらなんとか家まで辿り着きましたが、普通には歩けない状態(結局2~3日で痛みはなくなり回復しましたが)。
膝とは別に、走っていると毎回ふくらはぎが10Km程度で辛くなってくるので、あまり好きではないのですが、文明の利器に頼る事にしました。東京マラソンに当たるのは一生に何回来るかのチャンスなので、チャンスは最大限に生かさないと。

先ず買ったのはアシックスのゲルカヤノ。今まで履いていたナイキのペガサスは2020の東京マラソンの前に買ったものですが、3年履いているのと、踵が割とすり減ってきていたこともあって、42km走り切るため新調することに。
数ある靴の中からなぜゲルカヤノを選んだかというと、一緒に出る高校の友人がこれを新調したと聞いて調べたのがきっかけです。
ペガサスの一つ前はアシックスのGT-1000を履いていたのですが、ゲルカヤノは同系列でよりクッション性がある初心者向けとのこと。GT-1000は靴擦れなど起こすことなくいい感じだったので即買うことに。
履いてみたら、GT-1000のような履き心地。つま先がカールしているため、蹴りだしてくれるような気がする。ストレッチウォーカーのような感じ。
膝のことを考えて、日曜辺りまで走るのは休むことにしましたが、早く履いてみたい。

ゲルカヤノ

お次はワコールのCW-X。ワコールと聞くと女性下着のイメージが強いですが、スポーツウェアも作っているんですね。前述の友達から、CW-Xは高いのでアシックスを使っていると聞いて両方調べてみましたが、CW-Xの方が身長と胴回りでサイズがいろいろと選べるので、こちらを買うことに。まだ試していないけれど、サポートしてくれることを祈りつつ。

ワコールCW-Xタイツ

最後が補給食。フルマラソンを走ったことのある人が口をそろえて言うのが、30kmを越えたあたりが一番辛いとのこと。体形に寄らず30km辺りで、体内の直ぐに使えるエネルギーを消費しつくしてしまうのだとか。
42kmも走るとなると、エネルギーが切れてから12kmも走る必要があり、車のガソリンや石油ストーブと違って補給すれば即エネルギーとして使えるものでもないので、あらかじめ食べたり飲んだりしておくことが必要です。アマゾンで完走セットなるものが売ってて、レビューに食べる順番と距離が書いてあるとあったため、こちらを選択することに。レビュー通り、いつ何を食べればいいのかという事が書いてありました。メンタル的な意味でも頑張れそう。

補給食いろいろ

 

Release Candidate。

Release Candidate。この単語を初めて目にしたのは、Apple社のMacが、まだMacintoshだった頃。言葉自体の音の響きと、その意味から新バージョンが出るというワクワクから、大好きな単語の一つ。

会社で帳票を作成する業務用プログラム作って、十分テストも終わって、更新アナウンスと共に、あとはサイトにアップして配布するだけ!・・・と思っていたら、最新版にアップしてしまうとβテストをお願いしていた人たちに致命的な不具合が出てしまうことに気が付いた。

もう更新アナウンスはしてしまっているので、直ぐ対応することに。今日はさっさと帰って走りこむ予定だったのだけど残念ながらお預け。

3時間ほどで修正版、そう、Release Candidateを完成。明日、同僚とテストしてリリース予定。何とか終わって帰宅。

帰宅したら、なぜか誰もいないはずの家の窓から光が…。単純に朝消し忘れただけなのだけど、帰ってきて家の電気がついているとホッとする。学生の頃、後輩の女の子が帰ってきたときに部屋の電気が消えているのが寂しいから点けて出かけるとか言っていたけれど、その気持ちがこの歳になってわかるようになった。

昔のCM

テレビを見るよりPCをいじったり、娯楽に費やす時間が長いせいもあるのだろうけれど、最近のテレビでやっているCMはほとんど記憶に残っていない。子供の頃は、単純に見るものすべてが新しく記憶に焼き付きやすかったというのもあるのかもしれないけれど、当時のCMは印象的なものが比較的多かった気がする。

たまに思い出して、無性にもう一度見たくなると気があるのだけれど、便利な世の中、同じことを考えていた方がアップロードしてくれているので、備忘録として残しておく。

 

ヨコハマタイヤ ASPEC

流れていたのは20時台の番組が終わって9時までの間の時間だったと思う。ナレーションは一切なし。音楽とASPECの文字が流れるのみ。当時でもCMを流すには相当なお金がかかっていたはずだけれど、黎明期ならではなのかな。

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バックで流れている曲は井上鑑(いのうえあきら)氏のIce Ageという曲。

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サントリーローヤル

サントリーローヤルのCMはガウディ編、ランボー編、ファーブル先生など、おしゃれなCMがたくさんあるのだけれど、一番好きなのはガウディ編。悲しげな音楽と不思議な映像と相まって、ビデオに偶然録画されていたのをそこだけ何回も再生していたのを覚えている。

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このCMで使われているのはMark GoldbergのOrpheus, Noという曲。鞄を持った男というアルバムに収録されています。
曲の名前をずっと探してて、ようやく見つけたのはちょうど20年前の2003年3月ごろ。当時はYouTubeなどの動画サイトなどは一切無く、文字情報だけが頼りの検索だったため、探していたものにたどり着けたときは本当にうれしかった。CDも即購入しました。

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今年最後の収穫

今シーズン最後の収穫。庭の九条ネギを収穫しました。10月ぐらいから収穫使用しようと思っていたのだけど,伸ばし伸ばしでこんな時期に。

家庭菜園は2シーズン目だけれど,うちの庭は残念なことに10月には陽が当たらなくなってしまうので,今年は秋の種まきは無しで。

流石に結構枯れた部分が…

数mm程度の種がここまで大きくなるのは改めて凄いなと思います。

いつの間にか分結で増えてました。

枯れている部分は取り除いてそのまま庭の栄養になってもらいましょう。
流しできれいに洗って刻みます。全部畑からは抜いたのですが,半分ぐらいをポットに植え直すことにしました。枯れちゃったらしょうがないかな。

株を分けて洗います

こんなにたくさんどうしよう

ジップロック2袋分。流石に一人では食べきれないので,明日の帰省時に年越しそばのネギ用として持っていこうかしら。残りは冷凍して小出しに使おう。

皆様良いお年を。