通勤途中、とにかく蜻蜒が沢山飛んでいた。ちょくちょく車のフロントガラスにぶつかつて来る程。これだけ多くの蜻蜒を見たのは奥久慈の八溝山以來かも。
蜻蜒と言えば小學生の頃、実家の最寄り駅の南側が原っぱになっており、夏場になると大きな水たまりが出來て、そこにゲンゴロウを初めとした水生昆虫が沢山いた。もちろん結構な数を捕まえて帰って来て水槽で飼ったりしていた。ただ、ゲンゴロウと言っても1cm程度の大きさのものなのだが。ゲンゴロウ、アメンボ、ヤゴ、ガムシ。時には友達がミズカマキリを捕まえたりもしていた。ミズカマキリを実家周辺で見たのは、この友達が捕まえたので2匹目。兄が中学のときに学校のプールで授業中?にミズカマキリコオイムシを捕まえて持って来てくれた事があった。ひょんな事でコオイムシの方は窒息死させてしまったのだが…。
水生昆虫の他にもギンヤンマはいた。私にはなかなか捕まえられなかったのだが、友達はささっと巧く捕まえていた。普段はシオカラトンボが多かった氣がする。
ここ2、3年でその原っぱも造成されてマンションが乱立し昔の面影は全くない。なんだかんだ言っても私のような下町っ子にも両さんのような古き良き時代があったという事なんだろう。生活が便利になる分、自然が目に見えて無くなって行くのは悲しい。

等と思っていたらGoogleEarthで見ると造成される前の姿が残っていた。これは非常に貴重だ。更新されないうちに画像として保存しておこう。