いつも楽しく讀ませてもらっている萬晩報。何となく昔の記事を読んでいたらこんなのがあった。

大阪で浮上している第三セクターへの懲りない投資

元記事は98年のものなので、とりあえず現状どうなったのかを調べてみる事に。まず、京阪奈新線。…って今年10月開通かよ!
そして中之島新線こんなのがあった。2.9kmの工事に対して調査費14億円、事業費1,500億円。総延長3kmとして計算してみると、工事費は1km当たり500億円、1m当たり5,000萬円な価格だ。調査費にしたって、1m当たり48万だ。記事にもある通り、便利になるとはいえちょっと高すぎる金額な氣がするのだが。ちなみに、先日開通したばかりのつくばエクスプレス建設費総額は9,400億円、総延長58.3km。1km当たりに換算すると約161億。中之島新線は地下であり、また、工事規模が大きくなる程安くなるとはいえ、約3倍の工事費がかかっている。
さらに、工事予定区間を見てみると、記事にある通り、なぜか2つ手前の天満橋から線が引かれている。地図上では川中の小さな島を通る予定になっているが、ここをGoogleMapで確認してみると・・・・・・・
なんか島の中、ちょうど駅が出来るであろう位置に
 ◎大阪市役所
とか見えるんだけど。他にも合同庁舎やら国交省近畿地方建設局とかの近くを通ってます。また、こんなのも見つけた。社団法人 システム科学研究所 の中之島線需要予測。ところが肝心の研究成果は公開不可になっている。経済産業省の外郭だとすれば情報公開なんでしないんだろうか?それにしても、この研究所の概要みると結構面白い事が書いてあるな。在任年齢に関する規程とか在任年齢に関する規程とか在任年齢に関する規程とか(爆)。最長で80歳まで働けるっちゅー事か?
交通が便利になるのは良い事なんだけど、ここまで来ると、かなりきな臭いものを感じるのは私だけだろうか。