そして手術

手術日。昼前に母が来る。朝(正確には0時)から何も食べていなかったので、お腹空きっぱなし。手術中全身麻酔をすると言うことで、麻酔担当の高梨先生が来た。アレルギーとか、通常服用している薬とか聞かれた。そうこうしている内に寝たまま小園井看護婦に連れられて手術室へ。
カウンタのようなところで手術台へごろんとやられる。まだ意識ははっきりしていたはずなんだけど、このころの記憶は結構曖昧。ベッドに寝かされて、ピッピッと心音のモニター音が聞こえてくる。若い女医さんに「なんだかわくわくしますね」と話したところ、そんなこと言う人初めてだと吃驚された。間もなく、麻酔科の先生が来て「これから薬入れますよ」と言われ、うなずくかうなずかないかのうちにもう意識は飛んでいた。
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次に気が付いたときは、「せーのっ」の掛け声とともに病棟の自分のベッドに戻された時だった。既に部屋は暗く、消灯後のようだった。母もいたようだが、もうろうとしていてそのまま寝てしまう。
股間のあたりがなんか変だと訴えていた気がする。大丈夫だからと言われそのまま寝た。