Happy Hacking Keyboardのチャタリング

Happy Hacking Keyboardとの出会い

使い始めてから,もうすぐ丸7年*1になるHappy Hacking Keyboardですが,今でも壊れることなく使えていますし,分析などで使う他のPC付属のキーボードだと,打ち心地が悪すぎて取り替えたくなるくらいに好きなガジェットとなりました。

上:Type-S(有線),下:Professional BT(BT無線)

このキーボード,PFUと東大の和田先生との共同開発で誕生したキーボードで,その存在を知ったのは修士の頃。当然,当時は高くて手が出せなかったのですが,7年前に購入したのは,仕事の関係でPFUの方とも知り合っていたこと,ちょうどBlueToothモデルが出たこと,自由にお金が使える身分になっていたと,うまい具合にタイミングが重なったのがあったように思います。
最初,自宅用にBTを買ったのが2016年の4月14日,職場用にType-Sがどうしても欲しくなり翌月5月8日にはもう1台買っていました。
当然,購入したのは2台とも無刻印。買った当初こそパスワードやクレジット番号などの入力で困ったことがありましたが,しばらく使っているうちに数字もタッチタイピングできるようになりました。
ちなみに,写真の黒い方,HHKB Pro BTは既に販売終了となっています。このモデル,現行のHybridモデルのようにUSB端子(MicroUSB)も備えてますが,Hybridと異なりUSBは電源供給のみで接続はBluetoothのみ。HybridがHybridの名を冠しているのはこの辺に理由があります。

チャタリング

BTモデルですが,かなり多くの方が不具合を経験しているようです。一つは頻繁にPCとの接続が解除されること,もう一つがチャタリングです。

この状態になると,再接続のために文字を打つ際に1秒ほど待たされることと,「あああああああ」のように連続して文字が入力されたり,BSキーでチャタリングが起きた場合には消したくない文章まで消されてしまうという,厄介な現象が起こります。

今回,自宅と職場のHHKBを取り替えた際に問題が再発したので備忘録かねてメモをしておきます。公式にも詳しいやり方が書いてあります。

1.アンテナ

デスクトップ機などでBT用のアンテナがある場合はきちんと立てておく。

2.ドライバの更新

バイスマネージャーの「インテル(R)ワイヤレスBluetooth(R)」よりドライバーを更新し,「電源の管理」タブの「電力節約のために,コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックボックスのチェックを外す

3.電源の管理タブのもう一つの方法

バイスマネージャーでBluetooth項目にあるHHKBを選択し,表示メニューから「デバイス(接続別)」を選択。ルートハブやeXtensible Host Controllerなどの「電源の管理」タブで同様に「電力節約のために・・・」のチェックボックスのチェックを外す。

4.ヒューマンインターフェースデバイスの電源の管理

バイスマネージャーのヒューマンインターフェースデバイスのBluetoothHIDデバイスの「電源の管理」タブで同様にチェックボックスをオフにする。

5.電源とスリープ

電源オプションから最大パフォーマンスに。

私の場合,2では解決せず,3を実施したら解決しました(4,5は既に設定済みだった)。